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ゼッタイ

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「センセ、『絶対値』の問題がワカリマセン」
   ―あなたのワカラナイ「問題」をどうして私がわかっているはずがありましょう。
「いえ、そういうんじゃなくて、この(4)の解き方がわからないんです」
   ―教科書読んだらわかりますよ、ぜったい。
「いえ、ゼッタイわかりませんって!」
   ―そんなに自信たっぷりに胸をはっていうことではありませんゾ。
    少しだけヒントを出しましょう。そもそも「絶対」ってどういう意味でしょう?
「『まちがいなく』とか、『必ず』とか…?」
   ―「マチガイナク値!」……なんか頼もしいね。
「ですか?」
   ―この「絶対」は「相対」の反対です。「相対度数」の「相対」……あれ?
「(@_@;)??」
 
他に並ぶものがなく何物にも比較されない値、
比較や対立を絶した値、
数直線上の零を中心にしてマイナスとプラスという相対を絶した値、
「絶対値」。
『特殊相対性理論』、『一般相対性理論』+αで説明される森羅万象にあって、さぞ肩身の狭い思いをしていること…と思いきや、高等数学や理科の教科書ではいろいろな単元に登場します。かなり顔が広く、存在感たっぷりです。
 
「ゼッタイわかりません!」
の「ゼッタイ」は、
「なにがなんでも」とか、「決して」わからない、という意味で使われています。
マイナス感情の強調ですね、この「絶対」は。
一方、
「わかりますよ、ぜったい」
の「ぜったい」は、
「まちがいなく」とか、「必ず」できる、という意味で使われています。
こちらはプラス感情の強調ですね。
見事、マイナスとプラスの対立を超絶していますね。
 
 
ところでこの「絶対」……
「ゼッタイ、ダメ」とか「ゼッタイわからない」という「一切行動しません!」的なマイナス方向の「ゼッタイ」はたやすく実現するのに、
 
「大丈夫、このお薬は苦くないんだから、ぜったいに飲めるわよ」
と言われて飲んだ薬を飲めたためしはなく、
「あとでぜったいやるから…」
母親にこう返事をしたものの、
これが実現したためしも限りなく「ない」に近い(あくまで「私」基準です!)。
 
 
「絶対」…言うは易く行うは難し。
 
 
 
重岡先生より

プロフィール

Author:高木のせんせい
知多市、常滑市に校舎展開をしている進学塾高木ゼミのブログです。
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