春愁のかぎり?
ここ数日の妖気、もとい「陽気」は、夏を想わせますね。
午前中ふらっふらっと近所をハイカイするのにも、
生きて帰らばや、
帽子と水が欠かせなくなりました。
気づけば、5月5日の端午の節句…ではなくて「立夏」、まで一週間。
ユウウツだったあの「桜の森の満開の下」も、
いまでは青い若葉におおわれて
「小さな谷川の底」のよう。
風が笑うと「にわかにパッと明るくなり、
日光の黄金が夢のように水の中に降って来」ます。
いまが盛りのわが家のツツジ。
赤とピンクが
「ツンツンと目にしみ込みます」。
春愁のかぎりを躑躅燃えにけり 秋桜子
重岡先生より