勉強は作業ではない
寒暖の差の大きい日々が続き、新舞子校では、体調が芳しくない塾生がちらほら出てきました。体調管理には十分気をつけて欲しいと思います。
さて、塾生の皆さんは、だんだんと新学年の塾や学校の授業に慣れてきたと思います。
毎年、私が年度初めに徹底させている“勉強の仕方の基本”をお伝えします。
特に新しく入塾した塾生は、これまで身に付けてきた効果の少ない勉強法のまま、塾の授業を受けています。
指摘をされなければ、当然にそれが間違っているのかどうかも分からないのだと思います。
間違った勉強の典型が、「こなす勉強」と「やったつもり勉強」です。
ひたすら単語・語句を10回、20回書く、単に機械のように「作業をこなす」やり方の勉強では、知識の定着はもちろんのこと、知識を使いこなすこともできなくなってしまいます。最終的には、自己満足で終わってしまいます。
次に、間違った箇所をそのまま「赤で訂正して」終わりという「やったつもり」の勉強。
根本的な理解をしていないわけですから、定期テスト、高校入試、大学入試でも通用するわけがありません。まさに何も定着しない典型です。
生徒たちに身に付けて欲しいのは、
1)解けない問題は、遠慮せずに尋ねる
その際、指導する側はできるだけ「ココを読んでごらん」とヒントになる箇所を示すだけで終えること。繰り返し尋ねているうちに、どこを読めばよいのか判断できるようになります。
2)解いたけれども間違ってしまった問題は、再度解き直しをすること
解き直して正解に達した問題は、赤以外のペンで丸付けをします。
それでも間違えてしまった場合は、必ず先生に聞くように指導しています。
できない問題をできるようにするためには、理解・習熟するために当然のことながら時間がかかります。面倒という意識があるからこそ、間違った箇所をそのまま「赤で書いて」終わりというやり方が染みついているのです。
それを改善していくためには、我々が根気よく指導しなければなりません。
どの生徒に対しても、今のうちから徹底して正しい勉強を身につけさせ、知識の定着は当然のこと、その知識がしっかり使いこなせるように指導をしていきます。
田端先生より