小こそが大を兼ねる…と信じて
―○○くんもそれ!? それじゃ、ノート一面全部消えちゃうでしょ。
ちょうどキッズケータイ・サイズの、かといって小学生の手には余るほどの…
<でっかい消しゴム>。
最近、小学生の間でチラホラ見かけます。
案の定、消したい文字の前後左右(上下左右?)の文字まで欠けてしまう…半分消えた文字にタテセンヨコセン継ぎ足して…
―え?これ、文字?
「すぐ大きくなるんだから、それくらい大きいので十分よ!<大は小を兼ねる>っていうじゃない」
という大人の理屈は、こと「消しゴム」に関しては通用しないようです。
では、<小が大を兼ねる>?
先日の新聞にこんな記事を見つけました(というより目にせざるを得ないほどデカデカと載っていたのですが)。
<iPS細胞、初の臨床研究>
あらゆる細胞になる可能性を持っているiPS細胞を使った治療が実用化に一歩近づいた、ということらしいです。
それからもうひとつ…
<血液一滴からクローンマウス>
「理化学研究所の研究チームが、一滴の血液から親と全く同じ遺伝情報を持ったクローンマウスを誕生させることに成功したと発表した」(日本経済新聞6月27日Web版より)のだそうです。
いずれも「遺伝子」が大きな役割を果たしています。
人間の細胞はおよそ60兆個。その細胞ひとつひとつ(の「核」)の中に、ATCGのたった四文字で、そのヒトの全遺伝情報が書き込まれている…
<小は大を兼ねる> というか <部分は全体にして全体は部分なり>
こうなるともう、まるで禅問答です。
が、しかし、
ていねいに消し、ていねいに書きなおした一文字、
その一文字には、「今のあなたの全情報があらわれている」ように思えます。
たった一問の基本例題をすみからすみまで読み解くこと、
それは、その単元のすべてを、あるいはその科目の全てを読み解くに等しい、と思うのです。
テスト真っ最中の中高生のみなさん、
基本的なこと簡単なことこそ、ないがしろにせず、つまびらかに理解することを心掛けてください。
重岡先生より
ちょうどキッズケータイ・サイズの、かといって小学生の手には余るほどの…
<でっかい消しゴム>。
最近、小学生の間でチラホラ見かけます。
案の定、消したい文字の前後左右(上下左右?)の文字まで欠けてしまう…半分消えた文字にタテセンヨコセン継ぎ足して…
―え?これ、文字?
「すぐ大きくなるんだから、それくらい大きいので十分よ!<大は小を兼ねる>っていうじゃない」
という大人の理屈は、こと「消しゴム」に関しては通用しないようです。
では、<小が大を兼ねる>?
先日の新聞にこんな記事を見つけました(というより目にせざるを得ないほどデカデカと載っていたのですが)。
<iPS細胞、初の臨床研究>
あらゆる細胞になる可能性を持っているiPS細胞を使った治療が実用化に一歩近づいた、ということらしいです。
それからもうひとつ…
<血液一滴からクローンマウス>
「理化学研究所の研究チームが、一滴の血液から親と全く同じ遺伝情報を持ったクローンマウスを誕生させることに成功したと発表した」(日本経済新聞6月27日Web版より)のだそうです。
いずれも「遺伝子」が大きな役割を果たしています。
人間の細胞はおよそ60兆個。その細胞ひとつひとつ(の「核」)の中に、ATCGのたった四文字で、そのヒトの全遺伝情報が書き込まれている…
<小は大を兼ねる> というか <部分は全体にして全体は部分なり>
こうなるともう、まるで禅問答です。
が、しかし、
ていねいに消し、ていねいに書きなおした一文字、
その一文字には、「今のあなたの全情報があらわれている」ように思えます。
たった一問の基本例題をすみからすみまで読み解くこと、
それは、その単元のすべてを、あるいはその科目の全てを読み解くに等しい、と思うのです。
テスト真っ最中の中高生のみなさん、
基本的なこと簡単なことこそ、ないがしろにせず、つまびらかに理解することを心掛けてください。
重岡先生より