2019/01/16
お前はもう…
「先生、違いが分かりません」と授業後に声をかけてきた生徒の質問は、次のような英文の違いでした。
He died.
He was dying.
He was dead.
どのように説明しよう…。
dieは動詞なので「生」から「死」への変化ってこと。だからHe died.ってのは、「(過去のいつかの時点で)死んだ」ってことだし、He was dying.は進行形だから「彼は死に向かっていた、つまり死にかけていた」ってこと。
それに対して、deadは形容詞だから「死んでいる状態」ということだと思うよ。「かれは死んでいた」という意味。
そんな説明をしました。このdieとdeadについては、私自身も中学の時に”??”と思った記憶があります。それは
He has been dead for three years.
という英文です。生き返るわけないのに「ずっと死んだ状態」ってのは変ではないですかといいう屁理屈なんですが……。
もしかしたら死生観の違いが根底にあるのかもしれませんが、果たしてどうなんでしょう。
一通り説明を終えて、
You are already dead!
と話したら、生徒からあきれた顔をされてしまいました。
村上先生より