3 in 1
インドネシアの首都ジャカルタは、人口2000万人を超える大都会です。
インドネシアの総人口の3分の2の1億5000万人が
日本の面積の3分の1の大きさのジャワ島に集中しているので、
交通渋滞も想像を超える深刻な社会問題となっています。
バス専用レーンやモノレールの導入で交通渋滞を緩和させようとする試みもされていますが、
実にユニークな渋滞緩和策がありました。
それは「3in1」と呼ばれるもので、
朝夕のラッシュ時に乗車人員が3人に満たない一般車の都心部への乗り入れを禁止するものです。
車の乗り入れに条件をつけて物理的に制限し、交通渋滞の緩和を図ろうというものでした。
実際に効果てきめん!
車の流れはとても順調で、ジャカルタ名物の交通渋滞は全く見られませんでした。
一方で、いつも1人や2人で乗車するドライバーにとっては、
都心に入るのに遠回りを余儀なくされ、不便この上ない規則です。
ここまでは、アメリカにもある交通規制ですが、
しかし、そこは何でもありの「多様性」の国インドネシアです。
しばらくすると、こうした層をターゲットにした何とも面白い商売が始まったのです。
彼らは「ジョッキー」と呼ばれていました。
都心に流入する道路の手前で手を挙げているのです。
よく見ると、大きな通りにはそんな人たちがたくさんいるのです。
最初は「タクシーやバスを待っている人達かな?」と思っていたのですが、
普通の乗用車に1人、2人と乗っていく人達が次々と出てきました。
なんと!
1回につき、およそ2万ルピア(180円位)で乗車人員が3人に満たない車を見つけては、乗ってあげるというアルバイトだったのです。
日本ではとても思いつかない発想に改めて驚かされると共に
世界には着想豊かな視点や考え方があり、学ばされることしばしばです。

【ジャカルタ名物の交通渋滞】
小柳先生より
インドネシアの総人口の3分の2の1億5000万人が
日本の面積の3分の1の大きさのジャワ島に集中しているので、
交通渋滞も想像を超える深刻な社会問題となっています。
バス専用レーンやモノレールの導入で交通渋滞を緩和させようとする試みもされていますが、
実にユニークな渋滞緩和策がありました。
それは「3in1」と呼ばれるもので、
朝夕のラッシュ時に乗車人員が3人に満たない一般車の都心部への乗り入れを禁止するものです。
車の乗り入れに条件をつけて物理的に制限し、交通渋滞の緩和を図ろうというものでした。
実際に効果てきめん!
車の流れはとても順調で、ジャカルタ名物の交通渋滞は全く見られませんでした。
一方で、いつも1人や2人で乗車するドライバーにとっては、
都心に入るのに遠回りを余儀なくされ、不便この上ない規則です。
ここまでは、アメリカにもある交通規制ですが、
しかし、そこは何でもありの「多様性」の国インドネシアです。
しばらくすると、こうした層をターゲットにした何とも面白い商売が始まったのです。
彼らは「ジョッキー」と呼ばれていました。
都心に流入する道路の手前で手を挙げているのです。
よく見ると、大きな通りにはそんな人たちがたくさんいるのです。
最初は「タクシーやバスを待っている人達かな?」と思っていたのですが、
普通の乗用車に1人、2人と乗っていく人達が次々と出てきました。
なんと!
1回につき、およそ2万ルピア(180円位)で乗車人員が3人に満たない車を見つけては、乗ってあげるというアルバイトだったのです。
日本ではとても思いつかない発想に改めて驚かされると共に
世界には着想豊かな視点や考え方があり、学ばされることしばしばです。

【ジャカルタ名物の交通渋滞】
小柳先生より